ご挨拶をさせて頂く前に、

今日こうしてランド・オブ・ドリームのサイトに訪問して下さった皆様、

そして日頃より応援、ご協力頂いている皆様に心から感謝申し上げます。

ありがとうございます!


2014年7月4日に社会人ボランティア団体ランド・オブ・ドリームを立ち上げ、同団体の代表を務めさせて頂いております、中川マリーと申します。

日本人の母を持ち、アフリカ人の父を持ってここ東京で生まれ幼少期を東京都と神奈川県で過ごしました。保育園・小学校・中学校と続いたイジメと母と父が常に居ない家庭の中で暮らしてきたことや家庭内でのさまざまな問題等、今思えば壮絶だった幼少期の苦しかった思いがこの団体設立の原点となっていると思います。


昨今における子どもの育つ環境は、イジメ・虐待・貧困等あらゆる外的要因によってとても厳しいものとなっています。

そしてまた、私が幼いながらも苦しんでいた当時と状況は変わらず、学校・家庭・社会に居場所がなくて、生きる事に消極的でいる子ども達がたくさん居ると感じています。

私自身、当時は学校に行けば『肌が黒いから汚い!ガイジン!』といじめられてみんなが敵の状況の中、助けを求めた家庭には父も母も常に居ない状態で、最後の望みの社会(コミュニティ)の中にも、幼い私は居場所を見つける事ができませんでした。

もしもあの当時、生きる希望も夢もない私の目の前に、何か新しい世界を見せてくれるものや人との出逢いがあったのならば、こうして力強く、何かに夢中になって生きる自分にもっと早く出会えたのかなと思っております。

ただそこに後悔はなく、

むしろそうした苦しい経験を幼少期たっぷり味わったからこそ、今こうして深く、強い思いで、同じように苦しんでいる子ども達を笑顔にしたい!と思うようになったのだと思っています。



ランド・オブ・ドリーム(LAND OF DREAM)は、夢が生きる場所という想いを込めて付けた団体名です。

団体の活動の根底にあるのは、『子ども達の未来を創る活動』です。

つまり全国の子ども達が夢をもって笑顔で生きている、そんな社会をつくる事を目標にそれを諦めずに追い続けます。そして特に、何らかの外的要因によって学校に行けなかったり、十分な衣食住が家庭で受けられない子どもや、児童養護施設等の福祉施設で暮らす子ども達に、それぞれ生きることに対して大きな希望をもって、大きな夢をもって、また広い視野で人生というものを自分だけの特別な色に染めていってもらえるようなお手伝いができればと思っております。


心の健康を失った子どもや、夢や希望を持たずに生きる子ども達がいるのは、私たち大人の責任です。

決してその子の親にのみ問題があるのではなく、社会という彼らが生きる場そのものに大きな問題があるのです。

そして子どもの健全な成長が阻害されてしまっているこの状況は、子ども達当人が解決できるものではなく、私たち大人が深く関与しなければ解決しない問題です。

一人でも多くの子どもが笑顔でそして健全に成長することのできる地域社会作りが今後何よりも重要となっていくでしょう。そしてその地域をつくりあげられるのは私たち、大人です。


『全国 "一人残らず "、すべての子ども達が夢を持ってキラキラとした笑顔で生きられる社会づくり』


「それは非現実的だろう」、「無理だろう」、何と言われてもいい、私は必ず上記の想いを実現できると信じておりますし、たくさんのマンパワーが集まれば不可能ではないと確信しております。

絶対に諦めないこと。ただそれだけが上記の想いを達成するのに必要なことなのでしょう。

苦しんでいる子ども達がたくさんいます。私達にできること、山ほどあるでしょう!

できることを一つずつクリアにしてゆけばいい。

今まで心の中にあった小さな想いが、今こうして大きな活動に繋がっていこうとしています。

それだけでも大きな一歩であると思っております。

そして私には立派な学歴等はありませんが、

”私にしかできない事”に信念をもって活動をしていきたいと強く思っている次第です。


私一人では笑顔にできる子どもの数に限界があります。
日本全国皆様のご協力を力にしていきながらの活動になるかと思います。
どうか一人でも多くの方にご理解、ご協力を頂ければ幸いです。

 

最後までご清読頂き、感謝致します。
ありがとうございます。


2014年7月4日    

   

      代表理事   中川マリー